経営理念・代表挨拶

経営理念

顧客から愛される銀行

社会から愛される銀行

株主から愛される銀行

社員から愛される銀行

代表挨拶

代表取締役社長 並木 稔

株式会社SBJ銀行

代表取締役社長 並木 稔

皆さまには、平素よりSBJ銀行に格別のご支援、お引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

2026年度に入りました現在の経済状況を概観しますと、まず世界経済は、中東情勢をはじめとする不透明感などの影響により、一部に弱めの動きもみられておりますが、総じてみれば緩やかに成長しています。日本経済につきましても、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されておりますが、中東情勢が物価や消費等に及ぼす影響等には留意する必要があります。金融情勢に目を向けますと、「金利ある世界」が定着しつつあり、金利動向や市場環境の変化に応じた柔軟な資金運用・調達がこれまで以上に重要となっております。他方、都市部を中心とした不動産市場は引き続き堅調に推移しております。

また、昨今のわが国の経済・社会構造の下では、少子高齢化の進展にともなう労働力不足に加え、エネルギー価格や原材料価格の高止まり、物価上昇の継続などを背景として、企業には持続的な賃上げや生産性向上への対応のほか、脅威が一層高まっているサイバーセキュリティへの対策強化が広く求められています。こうした環境変化を踏まえ、企業が持続的な成長を実現していくためには、生成AIをはじめとするデジタル技術の活用による業務効率化や、新たな付加価値の創出に向けた取り組み、さらには時代の変化に柔軟かつ迅速に対応していくための組織体制の強化が一層重要となっております。

このような経営環境の中にあって、当行は、当期において「顧客価値 Creation!スマートな成長、差別的な顧客価値の創出」との戦略目標のもと、(1)既存業務にとらわれない“革新的な価値の創出”、(2)競争優位性を高める“未来への挑戦”、(3)持続可能な成長へ“堅実な組織体制の構築”の確保に取り組んでまいりました。

具体的には、韓国でのカード決済・ATMによる出金・交通系ICカード「T-money」の3つの機能を搭載した「SBJトラベルKデビット」をリリースし、当行の強みである日韓を繋ぐサービスの提供を拡大しました。さらに、当行システム子会社のSBJ DNXで金融ローンシミュレーター「DNX INSIGHT」を開発・リリースし、また、生成AI導入による業務効率化を推進するなど、DX化対応へも積極的に取り組んでおります。他方で、日々要請が厳格化されるマネー・ローンダリング防止対策やサイバーセキュリティへの対応に関して、新システム導入による取引モニタリングの高度化や社内研修の充実化などによって管理態勢の強化を図るといった取り組みにも注力してまいりました。

これらの取り組みの結果として、2026年3月期決算をみますと、連結ベースにおいて、総資産残高は前年同期比2,780億円増の1兆9,373億円に達し、経常利益は前年同期比32億円増加の264億円、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比23億円増加の183億円の水準に至りました。また、連結自己資本比率は国内基準行に求められる4%を大きく上回る、12.22%と引き続き健全な水準を維持しております。このような成果を上げることができましたのは、ひとえにお客さま皆さまのご支援の賜物であり、心から感謝申し上げます。

当行は、持続可能な企業へと成長していくために、目まぐるしく変化する金融情勢において、多様化する金融ニーズを的確に捉え、魅力ある商品・サービスの拡充を図りながら、DX化を一層推進することなどによりお客さまの利便性の向上に努めてまいります。また、引き続き「日韓経済の架け橋」という当行ならではの役割も果たしてまいる所存です。今後とも、「愛される銀行」をめざして、微力ながらお客さまの一助となるべく、役職員一人ひとりが一丸となって不断の努力を続けてまいりますので、引き続き変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2026年7月