経営理念・社長ご挨拶

経営理念

  • 顧客から愛される銀行
  • 社会から愛される銀行
  • 株主から愛される銀行
  • 社員から愛される銀行

社長ご挨拶

株式会社SBJ銀行
代表取締役社長 富屋 誠一郎

 皆さまには、平素よりSBJ銀行グループに格別のご支援、お引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

 当行を取り巻く環境は、国内では新型コロナウイルス感染症拡大が収束に向かい、政府の個人向けの観光支援策や海外渡航者の入国制限緩和等により個人消費やインバウンド需要に回復が見られたものの、景気は緩やかな回復にとどまりました。一方、海外ではウクライナ情勢等を背景としたインフレの高進、各国当局の利上げ、海外大手金融機関の破綻等、金融経済環境悪化が懸念される事象が発生いたしました。
 このような難しい環境の下ではありますが、当行の事業は貸出資産の増加を着実に図るなど順調に成長を続け、2023年3月末の総資産は1兆3千億円に達しております。また、株式会社SBJDNXは、当行システム面をサポートする他、他金融機関に向けシステム販売を実施し、お客様に向けたソリューションの提供に尽力致しました。
 2023年3月期決算の連結経常利益は前年同期比41億円増加の182億円、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比27億円増加の125億円となりました。連結自己資本比率は国内基準行に求められる4%を大きく上回る、10.95%と引き続き健全な水準を維持しました。このような成果を上げることができましたのは、ひとえにお客さまの皆さまのおかげであり、心から感謝申し上げます。

 商品・サービス面においては、お客さまにより一層便利にご利用頂くため、オンライン完結型カードローン「ぐでっと」の商品改定や24時間年中無休でお客さまからのお問い合わせの受付が可能なチャットBotを導入する等といった商品・サービスの拡充に努めて参りました。また、SDGsへの取り組みに加えて、韓国のe-スポーツチームとコラボレーションをした非対面限定の預金キャンペーンの実施やデジタル庁が創設した「デジタルの日」に賛同する等、デジタルを意識した新たな取り組みを進めて参りました。

 当行では、今後とも、お客さまの様々なニーズにお応えできるよう商品・サービスの更なる拡充を図りながら、デジタル技術を活用した新事業の取り組みを推し進め、経営基盤の充実に努めてまいる所存でございます。また、引き続き「日韓経済の架け橋」という当行ならではの役割も果たしてまいります。真にお客さまのお役に立てるパートナーとして、役職員一人ひとりが精一杯の努力を続けてまいりますので、今後とも変わらぬご愛顧とご支援をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

2023年7月