経営理念・社長ご挨拶

経営理念

  • 顧客から愛される銀行
  • 社会から愛される銀行
  • 株主から愛される銀行
  • 社員から愛される銀行

社長ご挨拶

株式会社SBJ銀行
代表取締役社長 富屋 誠一郎

 皆さまには、平素よりSBJ銀行グループに格別のご支援、お引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。まずもって、この度の石川県能登地方で発生した地震(令和6年能登半島地震)による被害で亡くなられた方々に対しまして、心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。当行は、被災されたお客さまに対する金融上の便宜的な取扱いなどを通じて、被災地の方々を支援しつつ、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。

 さて、2023年はコロナ感染症発生から3年が経過し、5月にコロナウィルスの感染症法上の位置づけが5類に移行し、ようやく様々な行動制限が解除された年となりました。また日本経済も、数十年ぶりに賃上げの動きが広がるなど、デフレ社会から脱却しつつあります。
 世界経済をみますと、コロナがもたらした深刻な影響をまだ克服できておらず、2022年から世界各国で物価が急上昇し、多くの中央銀行がインフレ対策のため、2023年もハイピッチの利上げを続けました。国際政治の分野では、ウクライナ紛争に続き、パレスチナ問題が深刻化し、国際社会の分断・緊張が一層高まりました。一方で日韓関係は劇的に改善し、12月には通貨スワップ協定が再締結されるまでにいたりました。

 このような環境のもと、多くのお客さまにお支えいただき、当行の経営は比較的順調に推移し、2023年9月期決算は、連結経常利益は前年同期比8億円増加の98億円、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比2億円増加の64億円となりました。連結自己資本比率は国内基準行に求められる4%を大きく上回る、10.58%と引き続き健全な水準を維持しました。また、貸出金は前年度末比879億円増加の1兆1,689億円、預金等も前年度末比507億円増加の1兆1,826億円と堅調に増加させることが出来ました。

 お客さまにより便利に満足してご利用いただきたいとの思いから、昨年当行では、はじめての取り組みとなる、異業種である大韓航空や現代自動車の会員様向けのコラボ預金キャンペーンを実施しました。当行では異業種との連携やBaaS(Banking as a Service)事業の推進を通して、今後もお客さま満足度の向上に取り組んで参ります。
 また、日韓経済の架け橋としての役割を果たすべく、スタートアップ支援の専担部署を設置し、日韓両国のスタートアップ向けに各種支援事業の取り組みも進めております。

 当行では、お客さまの様々なニーズにお応えできるよう商品・サービスの更なる拡充を図りながら、デジタル技術を活用した新事業の取り組みを推し進め、経営基盤の充実に努めてまいる所存でございます。また、「日韓経済の架け橋」という当行ならではの役割も果たしてまいります。今後とも、微力ながらお客さまの一助となるべく、役職員一人ひとりが一丸となって不断の努力を続けてまいりますので、引き続き変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2024年1月