顧客から愛される銀行
社会から愛される銀行
株主から愛される銀行
社員から愛される銀行
株式会社SBJ銀行
皆さまには、平素よりSBJ銀行に格別のご支援、お引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
2025年度に入って以降の経済状況を概観しますと、まず世界経済は、米国の通商政策等による影響を受けているものの、緩やかな回復傾向を続けています。日本経済につきましても、同様の影響により一部に弱めの動きが見られていますが、緩やかに回復しています。金融情勢に目を向けますと、日本銀行の政策金利の引き上げなどにより「金利ある世界」が広く浸透し、銀行における資金運用・調達をはじめ、金融環境は常に変化し続けております。他方、都市部を中心とした不動産市場は継続して堅調に推移しております。
また、昨今のわが国の経済・社会構造の下では、高齢者人口の増加にともなう労働力不足が一層深刻化しているだけでなく、国際的な原材料・資源価格の高騰や円安の影響などから物価上昇が継続しています。こうした状況を受けて、企業には物価上昇を上回る賃上げが広く求められています。足下で進む経済・社会の変化を乗り越え、企業が持続的に成長していくためには、生成AIなどのデジタル技術の活用による効率的な業務運営や、適切な組織体制の整備などの戦略的な取り組みが必要不可欠となっております。
このような経営環境の中にあって、当行は、当期において「顧客価値 Creation!スマートな成長、差別的な顧客価値の創出」との戦略目標のもと、(1)既存業務にとらわれない“革新的な価値の創出”、(2)競争優位性を高める“未来への挑戦”、(3)持続可能な成長へ“堅実な組織体制の構築”の確保に取り組んでまいりました。
具体的には、預入期間の多様化や、キャンペーンを含めお客さまのニーズに合わせた預金商品のラインナップの提供を図るとともに、ANY住宅ローンの非対面手続きの利便性を活用することなどにより、預金と貸出金の双方を着実に増加させることができました。また、提携する韓国企業より特別な優待や割引特典等が受けられる「ニッコリ日韓プラットフォーム」をリリースするなど、当行の強みである日韓を繋ぐサービスの提供も実現しました。さらに、今後の収益の柱として期待しているLBOファイナンスや蓄電池事業等を取り扱うIB案件にも積極的に取り組み、その事業範囲を拡大しつつあります。他方で、日々要請の高まるマネー・ローンダリング防止対策や反社会的勢力の排除に関して、新システム導入による取引時確認の強化や各種手続の集中化などによって一層の態勢充実を行うだけでなく、サイバーセキュリティに関しても規定類や情報資産管理台帳の整備、業界横断的な演習への参加などを通じてその管理態勢の強化を図るといった取り組みにも注力してまいりました。
これらの取り組みの結果として、2025年9月期決算をみますと、連結ベースにおいて、総資産残高は前年同期比1,810億円増の1兆8,150億円に達し、経常利益は前年同期比21億円増加の133億円、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比14億円増加の92億円の水準に至りました。また、連結自己資本比率は国内基準行に求められる4%を大きく上回る、12.16%と引き続き健全な水準を維持しております。このような成果を上げることができましたのは、ひとえにお客さま皆さまのご支援の賜物であり、心から感謝申し上げます。
2025年9月に開業16周年を迎えた当行は、持続可能な企業へと成長していくために、目まぐるしく変化する金融情勢において、多様化する金融ニーズを的確に捉え、魅力ある商品・サービスの拡充を図りながら、DX化を一層推進することなどによりお客さまの利便性の向上に努めてまいります。また、引き続き「日韓経済の架け橋」という当行ならではの役割も果たしてまいる所存です。今後とも、「愛される銀行」をめざして、微力ながらお客さまの一助となるべく、役職員一人ひとりが一丸となって不断の努力を続けてまいりますので、引き続き変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2026年1月